わたしの名はフレイ 作家・デザイナー見習い
神々とともに生きる詩人 一等星シリウスの導きを信じて

イラスト制作

単純なものを描く

絵を描くためには、色んなことを考えることです。

たとえば、そのものの描き方を考える上でも、「ものの形や形状」「大きさ」「位置」「向き」などが考えられます。

最初は、「形や形状」を考えるところから始めます。形を考える上でも、「大きさ」や「位置」や「向き」を正確に描けるように、デッサンで考えます。

また、もの空間に配置するためには、「拡大率」「角度」「前後関係」「空間における並行と垂直の表現」が考えられます。

たとえば、都市の中に人間を配置する場合、どれくらいの大きさで人間を拡大・縮小しなければならないかを考えなければなりません。二階建てのビルよりも大きく人間を描いてはいけません。

特に、物理空間は3次元を2次元に直す作業であり、数学の図のように並行な直線でも、透視図法のように消失点に対する角度として描かなければいけません。「部屋の中にまっすぐに境界線を引く」だけでも、高さ、幅、奥行きの「直線の方向」を揃える必要があります。透視図法では、目線の位置と「最終的に消失する場所=消失点」がどこにあるかから考えます。

また、たとえばものを持つようなものを書く場合には、「作用点(掴んでいる手)とものの間でどのような形状の変化が起きるか」を考えないといけません。掴むのか、投げるのか、吊るすのか、などによっても変わります。これは手で首根っこをつかんで吊るした猫のような柔らかいものに対してなどが考えられます。

人間を描く

人間を描くのであれば、人間の「見た目」と「行動」があります。走っている人間を描くためには、走る時はどのように走るのかを知り、考えなければなりません。その人間がその行動をしている際、どのように「骨格」や「筋肉」が曲がるかを考える必要があります。骨格には「曲がることのできる限界点」があり、その限界点以上に曲がってはいけません。曲がる範囲がどこからどこまでであるかを考えながら、3D人形を動かして、「自然で正しい人間(あるいは動物)の形」を平面上に作り出します。

また、体を描くのであれば、投身を考えます。七等身の体をベースに考えると良いでしょう。一番上の一等身が頭、その下の三等身が体(胸から腹)、その下の三等身が脚になります。また、両腕を伸ばした長さが身長と同じになります。男の体は逆三角形に、女の体はひし形に描きます。女性の場合はウエストと腰に注意が必要で、ウエストを細くし、腰は子供(胎児)が入ってもおかしくないぐらい大きく描きます。

この時、胸に胸部を抽象化した逆三角形のハートを入れて、腰に骨盤を抽象化した半分の高さの逆でないハートを入れると、綺麗にデザインできます。(詳しくは全身の描き方その一 - 人を描くのって楽しいねが参考になります。)

また、顔を描くのであれば「顔のパーツの位置や大きさ」を知っておく必要がありますし、「目や口の表情」もデフォルメしながら考えて作る必要があります。特に目については、「どのように描けば可愛く描けるか」が重要であり、リアリティとデフォルメをバランスよくとりながら、「まつ毛や瞳などをどう描くか」が重要です。特に女性であれば、本当の目よりも大きくまつ毛などを描かなければ可愛さは出ません。まつ毛を太く、中の瞳を綺麗に描き込むことで、プロの漫画家が描くようなデフォルメした目が描けます。

綺麗な人間の絵を描くためには、「人間をどのように美しく書くか」を知っておかなければなりません。たとえば鼻をどのように描くか、頭と顔の中にどのような形状でどの位置にどの大きさでパーツが配置されるか、顔の向きや表情によってどのようにそのパーツが変わるのか、ということを考えます。基本的に、頭を丸で描いたら、それを半分、その半分、その半分の位置に線を引いて、そこに目(真ん中)、鼻(目とあごの真ん中)、口(鼻とあごの真ん中)を配置すると綺麗に配置できます。また、顔の正中線に両目と耳が、垂直線に鼻と口とあごが配置されます。

複雑なものを描く

また、複雑な図形を描く時は、「同じ大きさの丸や四角に置き換えて描く」という手法が使えます。たとえば家屋や建物や自動車や木などを描く時に、同じ大きさの四角形に直して、その上で「その平面に配置するのであれば(数学的に)どう描けばいいか」を考えます。

また、単純に輪郭線だけではなく、テクスチャも考えなければいけません。陰(シェード)を描く時は、「光がどの方向からどのように当たっているのか」を考え、表面が100%明るくて裏面が100%暗い場合、それぞれの面がどれくらいの明るさになるかを、等間隔で変わっていく100%~0%の間で考えます。また影(シャドウ)を描く時も、どの方向から光が当たっているかを考え、その「光の向きがまっすぐに影を作り出すとしたら」という光の延長方向を考えて、四角形を棒に直して長さを考えます。

これらに加えて、ものや風景を描くために、「質感」や「形状の変化」を考えます。雪が積もるとはどのように積もるのか、波が立つとはどのような立つのか、雲はどのようにできるのか、森や林は人間から見てどのように見えるのか、などを考えなければいけません。「どのように描けば綺麗に見えるのか」を、頭と手の両方を使って考えます。

絵を描くのは簡単に見えて、多くのことを考えなければなりません。最初のうちは、「形状・大きさ・向き+位置・拡大率・角度」のように考えることが良いと思います。

また、必要なのは「考えていろいろと変えてみる」ことです。「手を使う」ということが自由の基本です。

イラストのコツは特徴を捉えること

また、イラスト制作のコツは、対象の特徴を捉えることです。

たとえば、ウサギを描くのであれば、長い耳と赤い目が特徴的です。カエルを描くのであれば、目が顔よりも飛び出ているところやビョーンと伸びる脚などが特徴的だと思います。

動物だけではなく、仕事をしている職業の人やものを描くのであっても、特徴を大きく描くようにすることで、可愛いイラストが描けます。

人間は0.1mmまでは認識できても、0.0001mmまでは認識できない

絵を描くコツは、人間は0.1mmや0.01mmまでは認識できても、0.0001mmまでになると認識できないということ。

つまり、ある程度細かくすれば、それで綺麗な絵になるのです。そこが分かってしまえば、綺麗な絵が描けるようになります。

人間が認識できないところまで、完璧に細かく描きましょう。そうすれば上手い絵になります。

上手くなるためにはデッサン

また、絵の修練のコツはデッサンすることです。楽しくデッサンしていれば、上手くなるでしょう。

ものの形を覚えるためのコツは、なぜその輪郭がそうなるのかを考えながらデッサンを繰り返すことです。描いていれば、覚えるでしょう。

頭の中でものと輪郭を変換する

実際のところ、絵を描くということは、頭の中で見たものと輪郭を変換する作業です。

最初は難しいですが、慣れると、簡単にものを輪郭にできるようになります。

輪郭をなぞるのが難しい時は、四角形を輪郭の周りにひいて考えましょう。そうすることで、たとえばカーテンのような難しい曲線でも輪郭をなぞることができます。

透視図法とは

透視図法とは遠近法(パース)の描き方。

まず、人間の視点(アイレベル)の上の消失点(どんどん遠くなっていって最後に点になって消える地点)を想定します。

そこまでの奥行きの直線が円のように角度を変えて伸びていき、それがものの輪郭を決める等間隔の線となります。

透視図法で絵を描く方法

透視図法で輪郭線を描くと、町の風景などをとても綺麗に描くことができます。

僕がよく使うのは、二点透視図法です。風景のもっとも後ろにある消失点を、まず右と左に設定します。そして、このキャンバスの中で輪郭線を描くものは、「高さ」を除いて、「奥行き」と「幅」をその2点の消失点に向かうように、角度をつけて描きます。

これだけで、パースのついた綺麗な絵になります。

奥行きだけを消失点に向かって描く方法を一点透視図法、高さも含めて消失点を3点とる方法を三点透視図法と言います。