わたしの名はフレイ 作家・デザイナー見習い
神々とともに生きる詩人 一等星シリウスの導きを信じて

地学

山などでは、高さ2000メートルなどといった表現をするが、これは正確には「海抜2000メートル」という単位を使う。これは海の高さから数えた高さである。

海から水蒸気として空気中に含まれ、雨として降った水は、山のような高いところから低いところへと流れ、川となる。

川は、高いところでは、山の高いところと高いところの間にある水の流れである「沢」から水が加わっていく。そして、支流を吸収して少しずつ大きくなっていき、逆ツリー構造で、海へと流れる。

そして、川は少しずつ、地表を侵食していく。何万年という単位の中で、巨大な岩石を砕き、小さな石にしてごろごろと転がしていき、海の近くでは砂になる。

川の上流では岩の大きさが大きく、川の下流になるほど小さくなるのだ。

土には、主なものを挙げて三種類ある。

・岩石が風化して生まれたもの

・川の流れによって砕かれ、砂になったもの

・火山の噴火によって降り積もった灰など

その土地に普通に住んでいるものにはどうでも良いものかもしれないが、農業をやっているものからするとこれは重要な違いであり、鹿児島(薩摩)のような火山灰の土壌では、米となる稲や田んぼが実らないため、サツマイモという灰の土壌でもよく育つ品種の、芋のような野菜を植える。

共通の特徴として、土は岩石から生まれる。また、堆積岩のように、固められた土が岩石に成ることもある。

地殻変動

地球の姿は、一定のものではなく、何万年という長い時間の間に、少しずつ姿を変える。

地震や火山の噴火、あるいは海底などのプレートの移動によって、地盤は隆起したり断層が生まれたりすることがある。

地層から、ありえない種類の生物の死骸が発掘されることがある。たとえば、陸地の地層から貝殻のような化石が発見された場合、海底にあった土地が何らかの理由で隆起されたことによって、どこかのタイミングで陸地になったのだ、ということを、地層や断層から発掘して知ることが出来る。

火山の噴火のような地殻変動は、何も地球の中心部分が噴火したわけではない。地球のほんの少しの薄皮のような表面(地殻)において生まれた変動(地殻変動)である。よって、そんなに大した現象ではない。地球全体から言えば、まったくショボい現象なのだ。

後日注記:地層には、いわば「地球のダイナミックな動きの歴史」が記録されている。地層の中の地質を調べることで、大陸や山脈がどのようにして、どこから隆起して生まれたのかということが分かる。何万年~何億年単位の地球のダイナミックな動きを知ることができる。時には古生物の化石が見つかることもある。

地水火風

僕も、これを書いて、初めて、古代人が地水火風と言っていた理由が分かった。

地球の現象は、地面の変化と変動、水の循環と形態、火の利用と火から生まれる光、そして空気の現象を中心に、全てのものが混じり合って存在している。

僕も、コペルニクスニュートン以前に住んでいて、原子論、化学における元素、電子と電気、電磁波と光、そして力と熱を知らなければ、地水火風の通り考えていただろう。

だが、ニュートンは確かに現れた。そして、今の人類は、今の人間の機械文明が、人間の出来る全てだと思い込んでいる。

しかしながら、僕が思うに、もっと違った科学というのはいつか現れる。その時、今の機械文明は「古代人の遊戯」とされ、今の科学文明は「古代人の迷信」とされるだろう。

むしろ、地水火風は、僕は今でも十分通用すると思う。雨と海の水は循環し、光と地から生命が育ち、水は地を砕き、そして風は水を地に運ぶ。こうした地球の営みは、僕は今でも地水火風と言えるのではないかと思う。古代人は、ただ迷信していただけではなく、アリストテレスのように、きちんと考えてその上で地水火風にもう一つの精神や星全体の元素を加えるべきだとした。もしかしたら、当時の発想として、今の人類の発想を超えていたのかもしれない。

数学も同じで、微積分など、本当におかしな学問だ。数を万物であり聖なるものであると信じていたピタゴラスの方が、賢い数学を作っていた可能性はある。今の大学中心の学問は、ロボット的で、自分で何も考えなくても、大学の教える通りやれば分かってしまう。自分で自分の理性を考えることを提唱した昔の時代の哲学者の方が、よっぽど賢かった。ブッダは何もないところから悟りを開いた。それは、悟りを開くだけの必然的な理由があったのだと、僕は考える。そうだと確信している。

地学は生物学より面白い

地学の特徴として、「生物学よりも面白い」というのがあります。

地球の生態系は、動物と植物が中心のように思えますが、実際は動物と植物は地球の表面で小さく同じものが勝手に増えているだけで、植物の下には土や岩や砂を中心とした、「地質」が大部分を占めています。

この岩や土を研究することで、その土地や地域の風土が分かります。

また、岩や土はその土地で育ちやすい植物の種類も左右します。水はけの悪い土は水田に向いていて、水はけの良い土は畑に向いています。また、鹿児島では昔から火山灰の問題からコメが取れないため、サツマイモや薩摩大根を主に特産としてきました。

土地における農業や交通、あるいは気象や天気予報に関することも、地学を知ることで意味が分かります。特に、山や川などの地形を考えることで、気象学的なことの背景と具体例が分かります。

また、農業をやる上でも土は重要です。言ってしまえば、野菜は種を蒔けば勝手に生えてきます。必要なのは「土をどうするか」ということであり、肥料や石灰を与えて耕し、水を与えるなどの周りからのサポートによって野菜はよく育ちます。もちろん品種改良のようなバイオテクノロジーもありますが、昔から野菜作りは土づくりです。

また、地学は海や大洋、火山やプレートも扱います。地学をすることで、「宇宙における星とは何であるか」ということが分かります。地学を勉強しなければ、自然科学を学ぶ意味はないと言っても良いでしょう。子供時代は数学が賢く見えるかもしれませんが、大人になると地学の意味や役割が良く分かるようになります。ブラタモリタモリも地学をよく勉強しています。